満仲の三男 鎮守府将軍。河内源氏の祖。始め藤原道兼(道長の兄)に仕え、治部権少輔、左馬権頭を歴任。正暦1(990)、道兼を抜いて関白となった藤原道隆を殺そうとしたが、兄頼光にいさめられた。その後道長に仕え、石見守、甲斐守となった。長元1(1028)6月、東国で前上総介平忠常が挙兵して上総国府を占領すると、検非違使 平直方が追討使として派遣されたが効がなく、同3年、改めて頼信が派遣され、同4年忠常は頼信の威望をおそれて下り、乱は鎮圧された。その後、美濃守、河内守を歴任し、河内を本拠とした。