一色氏の祖
◆一色範氏(のりうじ)

 ●正安2年(1300)生まれ。公深の長男。

 ●太郎・右兵尉・左京大夫・宮内少輔・鎮西管領・尾張国守護・入道道献

 元弘3年(1333)4月 一色公深の長男範氏は弟の頼行、長男直氏、二男範光らを従えて丹波国篠村(現亀岡市)八幡宮で足利高氏(尊氏)の挙兵に参陣して鏑矢を奉献し5月には京の六波羅を改め陥した。

 弟頼行は建武3年(1336)2月、九州へ下って多々良浜で戦い、翌4年4月肥後犬塚原で菊池武重に敗れて討死した。

 範氏の長男直氏は貞和2年弟範光と九州へ下り、鎮西管領として各地を転戦した。

 ●応安2年(1369)卒 68才

九州探題時代の戦記小説